現職網走市議である小田部照(おたべ あきら)氏が公務執行妨害罪で現行犯逮捕されたという驚くべきニュースが報じられています。
現職市議がこんなことをしたのであれば驚愕ですね。
しかし網走市の市議について詳しく知っている人はあまりいないのではないでしょうか。
そこでこの記事では、渦中の小田部照市議の主な経歴や政治的な立場、家族構成等についても、事件の経緯とともにまとめてみます。
主な経歴は?
小田部照氏は、昭和51年2月24日生まれの40歳です。
選挙時の届け出によれば、現在は網走市つくしヶ丘6丁目に住んでいるとのこと。
小田部照氏のフェイスブックによれば、出身高校は札幌日本大学高等学校だそうです。
ちなみに、ここは「札幌」と名前がついていますけど実際は北海道北広島市にあります。
まあ、北広島市は札幌の南東に隣接する市なので、わかりやすさを優先した校名なのでしょうね。
それはさておき、ここは中高一貫の男女共学私立校になります。
名前の通り、日本大学の付属高校として設立された高校で、高校からの入学組の場合、受験偏差値は、特別進学コースで60、総合進学コースで51だそうです。
進学実績としては、日大への指定校推薦もありますし、特別進学コースの場合は有名私立大学への進学者も結構多いようです。
また、中高一貫コースの学生はもっとレベルが高く、難関国立大学や医学部への進学者もいるようですね。
しかし小田部照氏がどちらの生徒だったのかは、情報を見つけられませんでした。
フェイスブックの投稿によれば、網走市立第二中学校を卒業しているようなので、高校からの入学みたいですね。
また、残念ながらフェイスブックには大学についての情報が書かれていませんでした。
高卒で就職した可能性もありますが、このあたりは詳細が分かり次第追記します。
小田部照氏は、2015年4月に行われた網走市議会選挙に無所属で立候補し、初当選しました。
ですから、現在は当選1期目です。
ちなみに、網走市議選挙時点の肩書は「無職」になっていますが、元会社員ということなので選挙のために辞職したのだと思います。
家族は?
小田部市議の家族についてですが、結婚していて子供もいるみたいですね。
誕生日に子どもたち3人と写った写真も投稿されていたので、おそらく娘と息子がいるのだと思います。
ちなみに、網走市議会は2015年の改選前まで小田部善治という70代の市議が議長を務めていました。
珍しい名字ですし、年齢的に考えても親子かもしれません。
⇒ 親子で間違いないみたいです。
ということは、小田部市議は世襲の二世議員なのですね。
党派は?
選挙時は無所属で出馬していましたが、地方議会においては無所属で出馬した人でも、政策や思想の近いグループで「会派」を作りそこに所属することが多いです。
小田部市議も、網走市議会では「志誠会」という会派に所属しています。
ここは2015年の選挙以前の保守系会派が合流しているので、小田部市議も基本的には保守系の立場なのでしょうね。
公務執行妨害で逮捕?
このような経歴を持った小田部市議ですが、2016年3月18日午後4時過ぎに、公務執行妨害罪で現行犯逮捕されました。
報道によれば、次のような経緯だったそうです。
小田部市議は網走市内で自分で車を運転していたところ、交差点での一時停止をしなかったために警察官に呼び止められたそうです。
しかし市議はこの制止を無視して車を発進させ、警官を振り切ろうとしたのだとか。
しかもその際に市議の運転する車が警察官の足に接触したそうです。
幸いにも警察官に怪我はなかったそうですが、これによって公務執行妨害で現行犯逮捕されました。
ただし、小田部市議は次のように供述して容疑を否認しているとのことです。
「交通違反はしていない。車に当たったというのは警察官のでっち上げだ」
つまり、冤罪だということですね。
いったいどちらの言い分が正しいのか、今後の展開が気になります。
おわりに
はっきりしているのは、小田部市議が警察官の制止を振りきろうとして車を発進させたことです。
その点については本人も特に争っていません。
しかし車を発進させたら警察官に接触する危険性は極めて高いですから、これは公務執行妨害罪に該当しても不思議じゃないと思います。
ちょっと市議にとっては不利な状況かもしれませんね。