雪かきや雪下ろしの消費カロリーは?除雪作業の運動強度をスポーツと比較してみた

11月下旬ともなれば北海道はもう雪が積もり始めています。

私が住む函館市は道南にあるので、札幌や旭川と比較すれば降雪量も少なく温暖なのですが、それでも最低気温は氷点下の日ばかりです。

そして冬になると必ずやらなければならない面倒な作業が、家の周りの雪かきや屋根の雪下ろしです。

これをやらないと日常生活に支障が出るので、面倒でも放置するわけにはいきません。

実際に雪かきをやったことがある人ならわかると思いますが、雪かきは寒い中で行うにもかかわらず、終わったときには汗でシャツがびっしょり濡れてしまうほどきつい作業なんですよね。

これだけ汗をかくということは、かなりの運動量なのだと思います。

そうなると気になるのは雪かきの消費カロリーです。

道民は雪かきでいったいどれくらいのカロリーを消費しているのでしょうか?

また、それは各種スポーツと比較してどれくらいのものなのでしょうか?

厚生労働省が出している指針を手掛かりに、ざっと計算してみました。

スポンサーリンク

運動の消費カロリーの求め方

厚生労働省が出している「健康づくりのための身体活動基準 2013」によれば、運動の消費カロリーは、運動強度(どれくらいきつい運動か)と運動時間、運動する人の体重によって大まかに計算できるようです。

運動強度は「メッツ」という単位で表され、1メッツの運動を1時間行った場合の消費カロリー(kcal)は、運動する人の体重(kg)の数字とほぼ等しくなります。

要するに、次の等式が成り立つそうです。

運動の消費カロリー(kcal)=運動強度(メッツ)×運動時間(時間)×体重(kg)

たとえば、体重50kgの人がを30分ほどゆっくり歩いたとします。

ゆっくり歩行するのは2メッツの運動強度なので、消費カロリーは次のようになります。

ゆっくり歩行の消費カロリー(kcal)=2メッツ×0.5時間×50kg=50kcal

あとはこの等式に雪かきや雪下ろし等の運動強度を代入すればいいわけですね。

雪かきや雪下ろしの消費カロリーは?

「健康づくりのための身体活動基準 2013」には、各種活動の運動強度が掲載されています。

それによれば、スコップでの雪かきの運動強度は6.0メッツです。

つまり、体重60kgの人が30分間スコップで雪かきした場合の消費カロリーは、180kcalになります(6.0メッツ×0.5時間×60kg)。

1時間かかった場合は360kcalですね。

また、屋根の雪下ろしの運動強度は4.0メッツになります。

同様に体重60kgの人が30分雪下ろしを行った場合は120kcal、1時間なら240kcalのカロリー消費ですね。

それではこの数字だけ見てもどれくらい凄いのかわかりにくいと思うので、他のスポーツの消費カロリーと比較してみようと思います。

いったい雪かきや雪下ろしは、他のスポーツと比較してどの程度のものなのでしょうか?

スポンサーリンク

雪かきの消費カロリーと他のスポーツの消費カロリーを比較してみる

「健康づくりのための身体活動基準 2013」には各種スポーツの運動強度も掲載されています。

それによれば、雪かきの運動強度である6.0メッツに相当するスポーツは、

  • ゆっくりとしたジョギング
  • ボディビル等の高強度ウェイトトレーニング
  • バスケットボール
  • のんびり泳ぐ水泳

とのこと。

なんと、雪かきはボディビルダーがやるようなウェイトトレーニングに相当するカロリー消費量なのです!

もちろん瞬発力が必要になるウェイトトレーニングと、長時間の有酸素運動である雪かきでは運動の質が違います。

カロリー消費だけを考えたら激しい筋トレよりゆっくりした長時間の有酸素運動の方が有利なのは常識ですからね。

しかしそれでもボディビルやバスケットボールといった激しい運動と同レベルなのは、かなりインパクトがありますよね。

他にも雪かきが勝っているスポーツとしては、バドミントン(5.5メッツ)、野球やソフトボール(5.0メッツ)、サーフィン(5.0メッツ)、テニスのダブルス(4.5メッツ)などがあります。

個人的には野球よりも上だったのが意外です。

やっぱり野球は攻撃中ベンチに座っていたりするので、全体的な運動強度は低めなのかもしれませんね。

逆に、サッカーやジョギング(7.0メッツ)、テニスのシングルス(7.3メッツ)のような常に動きっぱなしのスポーツほど運動強度が高く、さすがの雪かきもそうしたスポーツには勝てないようです。

しかしそうしたスポーツと比較しても1時間で60~78kcalの差にしかならないというのですから、雪かきの消費カロリー量には驚きます。

屋根の雪下ろしですら、卓球(4.0メッツ)やラジオ体操(4.0メッツ)と同レベルです。

ましてこれらの除雪作業は、準備の必要な特別なスポーツではなく日常生活での活動なのですからね。

雪国の人たちが濃い味付けの高カロリーの食べ物を好むのも、ひょっとしたらこうした理由があるのかもしれません。沢山カロリーを摂取しないと雪かきでエネルギーを使い果たしてしまうから、というわけです。

まとめ

  • 雪かきの消費カロリーは、体重60kgの人なら1時間で360kcalを消費する。雪下ろしは240kcal。
  • 雪かきの消費カロリーは、高強度のウェイトトレーニングやバスケと同レベル。
  • さすがにジョギングやサッカーのような動きっぱなしのスポーツには及ばない。

もちろん、この記事で挙げた数字は目安に過ぎません。

雪かきにスコップではなくスノーダンプを利用する場合には多少変わってくると思いますし、作業時間中ずっと動き続けるわけでもないからです。

とはいえ除雪作業が想像以上に優秀な有酸素運動であることは間違いなさそうです。

我々道民は冬の除雪作業を面倒だと思いながらやっていますが、健康のための活動だと思ってやれば、心理的抵抗感はかなり薄まるかもしれませんね。

特に高血圧や高血糖、内臓脂肪などの健康に不安がある人は、下手にスポーツジムに行くよりも日々の除雪作業を積極的にこなしたほうが、金銭的負担はないのに健康効果が高そうです。

もちろん、医師から激しい運動を止められている場合などは、ほどほどにしなければいけませんけど。

スポンサーリンク
Pocket
LINEで送る

最新記事

アーカイブ

ピックアップ記事

  1. 札幌雪まつり2019完全ガイド!おすすめイベントやグルメなど見どころも紹介

  2. 大沼公園の紅葉が見ごろを迎える時期は?おすすめ散策ルートも写真付きで解説

  3. きじひき高原の絶景展望台やキャンプ場など見どころを解説

ページ上部へ戻る