
三代目J Soul Brothersの札幌ドーム公演が中止になったというニュースが流れていました。
何より衝撃的だったのはその原因です。
なんと公演参加する予定だったPKCZ(R)のメンバーの乗ったワゴンが事故にあったというのですね。
それも函館近郊である七飯町の、国道5号線でのことだそうです。
私もよく利用している道路なので、かなり驚きました。
この件について、地元民の視点で色々と書いてみます。
事故現場はどこ?
現在報道されている情報によれば、事故があったのは12月24日の深夜0時半頃だったそうです。
場所は七飯町にある国道5号線沿いということなのですが、その時間に5号線であった事故の目撃情報がツイッターにあがっていました。
5号線沿いの西大沼付近のローソン近くで、四トンとワゴン車の事故、通る方気をつけて。
— Leader (@cn9akai) 2016年12月23日
メンバーが乗っていたのはワゴン車という話ですし、時間も場所も一致するのでまず間違いなさそうですね。
つまり事故現場は、西大沼にある「ローソン 七飯町西大沼」のあたりだと思われます。
ここは管理人も何度か利用したことがあるコンビニなので、そんな場所で有名人が事故に遭うなんて不思議な感じがします。
ただ、このあたりは片側一車線の道路なのですが、冬は特に事故が多い印象です。
地元民だってあまり走りたくないくらいです。
まして土地勘もなく雪道にも慣れていないであろう本州の人たちが運転していたのであれば、さもありなんと思いましたね。
事故原因は?
さて、気になるのは直接の事故原因です。
はっきりした情報が出ていないので、ここからは多分に推測になるのですが……。
まず、事故があった当時の函館近郊は雪と強風でかなり運転しにくい状況でした。
市街地ですら強風で外出が億劫になるくらいでしたから、国道5号線ともなれば風で煽られる状況になっても不思議ではありません。
しかも昼間までの高かった気温が急激に下がり、路面には湿った雪が積もっていたはずです。
大沼あたりは降雪量も多いですし、運転するのにかなりの集中力が必要だったと思います。
国道5号線は比較的カーブも多く、冬路に慣れていない人が走るのはかなり危険な道路ですから、余計に運転しにくかったことでしょう。
こうした状況や事故現場がコンビニ付近であることも考え合わせると、どちらかの車がコンビニから出てきた(もしくは入る)ところで出会い頭に衝突したというのが一番ありそうなことだと思います。
強風の影響でハンドル操作を誤りやすそうですし、路面状況も悪かったのですから。
まあ、これはあくまでも推測なので、実際のところはニュースの報道待ちですが。
事務所の判断に問題がなかったか?
ところで、今回の事故は事務所の判断にかなり問題があったのではないかと個人的には思います。
PKCZ(R)のメンバーは新幹線で新函館北斗駅まで移動し、そこからワゴン車で札幌を目指したということですが、この判断がまずおかしいです。
函館から札幌まで国道5号線を使うのであれば、昼間走っても最低4時間はかかると思います(最短ルートでも約250kmあるので)。
高速道路を利用すればもう少し早くつくと思いますが、それでも3時間以上かかります。
悪天候で飛行機が飛ばない状況だったわけですから、そんな中を冬路に慣れていない人間の運転する車で移動するのなら、もっとかかってもおかしくありません。
すると札幌まで到着するのは早朝になるでしょう。
だったら、素直に函館で一泊して翌朝JRで札幌に向かうのと大差ないように思います。
まして悪天候の雪道を夜間走ることの危険性を考えたらなおさらです。
ちなみに、夜の国道5号線はトラックが制限速度以上でビュンビュン走っており、冬季には死亡事故が多発します。
地元民でもあまり走りたくありません。
まあ、2日連続で天候が荒れ飛行機が飛ばないという状況だったので仕方のない面もあります。
しかし、冬の北海道で公演を行うのであれば、悪天候によるスケジュールの遅延くらいは想定しておくべきだったと個人的には思いますね。
おわりに
ところで、今回のニュースで個人的に感心したのは、飛行機に対する新幹線の優位性です。
飛行機が飛べないような天候でも、新幹線なら意外と運休にならなかったりするんですね。
飛行機よりチケットが取りやすいでしょうし、新幹線の便利さが少しわかりました。
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