新千歳空港ピーチアビエーション106便で爆弾騒ぎ!業務妨害で逮捕も?
- 2015/12/17
- 速報
- ピーチアビエーション, 新千歳空港, 飛行機
北海道の空の玄関口として有名な新千歳空港には、いくつかの格安航空会社の便が就航しています。
その中の一つピーチアビエーション106便で12月16日夜に爆弾騒ぎがあったようです。
幸いにも単なる悪戯だったようですが、まだ詳しい事情はわかっていません。
この記事では爆弾騒ぎが起こった経緯と、今後起こりうる展開を推測してみます。
旅客機が遅延した理由は爆弾騒ぎ!
この騒動が起こったのは、2015年12月16日午後5時15分頃のことです。
日も落ちて暗くなった新千歳空港から関西空港へと向かうピーチアビエーション106便のエアバスA320で、爆弾騒ぎが起こりました。
きっかけは、乗客の中にいた男性五人組のうちの一人が別の男性を指さして「こいつ爆弾持っている」と客室乗務員に話したことです。
もちろんテロの恐怖が横行するこのご時世ですから、航空会社は速やかに千歳署空港警備派出所に通報し、定時での離陸は中止となりました。
その後警察は乗客162人と乗員6人の合計168人を一時避難させ、機内および乗客の荷物を再度検査しましたが爆発物は見つかりませんでした。
つまり悪質な悪戯だったのですね。
飛行機は定時よりも約2時間半遅延したものの、午後7時55分頃に離陸しました。
騒動を起こした男性五人組はどうなった?
騒動を起こした男性五人組については、さすがにお咎め無しにはなりません。
いったいなぜこんな騒動を起こしたのか、詳しい事情を警察が千歳署で聞いていると報じられています。
関西空港へは行けずに北海道内で取り調べを受けているわけですね。
この男性五人組は30代から40代とのことですが、どういうグループで何のために北海道にいたのか(そもそも北海道民なのか旅行者なのか)はまだ報道されていません。
それにしても、いい歳してこんな悪質な悪戯をやるなんて驚きですね。
飛行機の遅延や取り調べによって予定が狂ってしまうでしょうし、そもそもこんな騒動を起こして勤務先からお咎め無しとはならないでしょう。
それどころか、これは犯罪になりえますよ。
そうなったらどうするつもりだったのか、ほんとうに不思議です。
今後業務妨害で逮捕される可能性は?
そもそもこういう嘘で旅客機のダイヤを乱す行為は、明らかに偽計業務妨害罪に該当します。
実際にウェブサイトへの犯行予告などの書き込みを偽計業務妨害罪とした裁判例も存在しており、今回の騒動が業務妨害罪にならないと考える理由はありません。
この男性グループ全員が同等に関与していたかどうかはわかりませんが、少なくとも乗務員に対してこうした虚偽を伝えた人物については業務妨害罪で逮捕できると思います。
業務妨害罪の罰則は「3年以下の懲役又は50万円以下の罰金」ですから、決して軽い犯罪ではありません。
もしも今後これで逮捕されるとすれば、この人は会社等を辞めねばならない事態になるかもしれませんね。
損害賠償請求される可能性も?
また、刑事責任を追求されるだけではありません。
少なくともこの騒動でピーチアビエーション側は大きな損失を被っています。
とすれば今後この男性は、会社側から不法行為による損害賠償を請求される可能性もあるはずです。
それがどの程度の金額になるかはわかりませんが、職を失った人間には金銭的に厳しい事態になると思います。
最悪民事訴訟ともなれば弁護士費用もかかりますし、男性側の負担は大きいでしょうね。
あくまでも可能性の話ですが、「軽い気持ちでやった悪戯」では済まない結果になると思います。
おわりに
本人たちは悪戯のつもりだったかもしれませんが、他の乗員乗客は非常に不安な時間を過ごしたはずです。
情報によれば親子連れもいたみたいですし、そういう人はショックが大きいでしょうね。
この男性たちには、軽い気持ちで他人に迷惑をかけてはいけないという当然のことを今一度思い出して欲しいものです。
なお12月17日のニュースによれば、警察による取り調べの結果、単なる悪戯だと発覚したので逮捕せずに帰宅させたみたいです。
起訴はされないかもしれませんが、十分に反省してほしいですね。
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