札幌市内の量販店で非常に恥ずかしい事件が起こったみたいですね。
日本年金機構の職員が女子高生のスカート内を盗撮しようとして逮捕されたのだそうです。
ニュースを聞いて呆れてしまうこの事件の詳細を解説します。
容疑者は何者?
今回盗撮で逮捕されたのは、札幌市清田区里塚緑ケ丘在住の47歳男性です。
驚いたことに、容疑者は日本年金機構の職員だったとのこと。
日本年金機構は旧社会保険庁が解体されて2010年から発足した特殊法人ですから、容疑者の身分は公務員ではありません。
しかし一般人の感覚からすれば、倒産の可能性がない安定した勤務先という印象ですよね。
年功序列ではなく、公務員等と比較すると給料も安い(月収16万~40万程度)とは言われていますが、それにしても福利厚生の充実した安定した職場というのは十分魅力的です。
そんなところに勤務する人がこんな事件を起こしてしまって、実にもったいないと思います。
事件の詳細
容疑者は3月11日の夜に、ドン・キホーテ札幌店にて、18歳女子高生のスカート内にスマホを差し込んで盗撮しようとしていた疑いが持たれています。
「疑い」といっても、目撃者が110番通報した上で現行犯逮捕されており、本人も容疑を認めているそうなので、冤罪ではなく完全に確定です。
逮捕容疑は北海道迷惑行為防止条例違反ですね。
盗撮の罰則は「6月以下の懲役又は50万円以下の罰金」と規定されています。
ただし、容疑者が常習者であれば「1年以下の懲役又は100万円以下の罰金」です。
いずれにせよかなり軽い罰則だと思います。
ちなみに、事件現場となったドン・キホーテ札幌店は、札幌時計台と同じ通りにある店舗です。
立地が良いので店内は大勢の客がいたのだと思います。
そういう状況なのでバレないと思ったのでしょうけど、人気が多くて逆に目撃されて逮捕されたのですから世話ないですね。
目撃してすみやかに通報した人はグッジョブです。
余罪はあるのか?
気になるのは容疑者の余罪ですよね。
この手の盗撮をやる人って、何度も繰り返すことが多いですから、容疑者も過去に盗撮を行っていたとしても不思議ではありません。
(だからこそ、条例でもわざわざ常習犯に対する罰則を重く規定しています)
あくまでも個人的な意見ですが、47歳にもなってはじめて女子高生を盗撮して、そのまま現行犯逮捕されたと考えるよりも、過去に何度か似たような行為をやってきてついに逮捕されたというほうがありそうです。
警察はおそらくスマホ内にある画像データを確認すると思いますが、その際に他の盗撮画像がないかしっかり確認して欲しいと思います。
感想
痴漢や盗撮は日本で特に多い性犯罪だと言われていますが、本当にいい年した大人が未成年者相手にやるケースが多くて嫌になりますね。
今回は日本年金機構の職員でしたが、公務員やら一流企業の会社員やら、さらには学校の教師なんかもよく逮捕されてニュースになっています。もちろん、そういう立場の人間が行うからニュースとして大きく騒がれている可能性もありますけどね。
それにしても、一昔前ならカメラを持って盗撮なんて露骨に怪しいのでハードルが高いことでしたが、最近はスマホなどの便利な道具が出てきたせいで、一見しただけでは犯罪者だとわかりにくいですね。犯人側としても簡単に写真が撮れてしまうので、余計に実行へのハードルが下がっている気がします。
痴漢は冤罪の問題もありますけど、盗撮に関して言えば物証が必ず出てくるので、冤罪のおそれは低い犯罪です。
これならもう少し厳罰化するなり、何らかの手段を講じられそうなものですが、なぜそうしないのか理解に苦しみます。
世界中から観光客を集めて観光立国しようというのですから、日本はもっと本気で痴漢や盗撮を抑止する方法を考えるべきだと思います。
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