漫画ファンの間ではお馴染みの人気ミステリー作品「僕だけがいない街」が、2016年3月に実写映画としてついに公開されます。
1月からはアニメ化もされているこの作品ですが、実は作者である三部けい氏は北海道苫小牧市出身の漫画家なんですよね。
アニメや実写映画化が決まった頃には、北海道新聞に三部けい氏へのインタビューが掲載されるなど、道内でも注目度が高いです。
そんな映画「僕だけがいない街」ですが、いったいロケ地はどこなのでしょうか?
原作漫画の舞台は苫小牧?
まず原作漫画ではどこが舞台となっていたかが重要ですね。
過去の事件なんかをテーマにしているので、設定的には架空の都市(石狩市?)なのですが、作中で主人公が小学生時代に住んでいた街並みは苫小牧市じゃないかと言われています。
作者も自身の故郷である苫小牧市をモデルにして描いたことは認めていましたからね。
とすると、素直に考えれば映画のロケ地も苫小牧市になってもおかしくないはずですが……
道民には残念なことに、映画版は北海道でのロケを行っていないんですよね。
本当に残念です。
映画のロケ地は?
じゃあいったいどこで映画撮影が行われたのでしょうか?
まず、この作品は主人公の少年時代と現在の2つの時代が舞台となっているので、それぞれロケ地を変更する必要があります。
「主人公が現在生きている時代」のロケ地は?
まず、主人公が現在生きている時代については、茨城県笠間市がロケ地です。
ツイッターをチェックすると、8月下旬に笠間市内で藤原竜也と有村架純の映画撮影が目撃されています。
ジョーカノと共に映画 #僕だけがいない街 の撮影現場にいます、お目当ては藤原竜也氏です、ざわ…ざわ… pic.twitter.com/6ys4vk5M5l
— サイトー (@saito600) 2015年8月25日
また、8月31日には埼玉県川口市川口駅前でも撮影が行われていたようです。
駅前の歩道でのロケ現場を複数の人が目撃しています。
「小学生時代」のロケ地は?
主人公の「小学生時代」のロケ地は、長野県伊那市です。
伊那市は人口約6万8千人の地方都市であり、静岡県静岡市や山梨県北杜市と隣接する場所にあります。
日本アルプスに囲まれた山の中の街という印象ですね。
正直なところ、海に面した都市である苫小牧市とはあまり似ていない気がしますw
こちらでは、2015年9月のシルバーウィーク中に撮影が行われていたようです。
具体的には、主人公が小学生時代に通っていた架空の小学校「北海道石狩市立美琴小学校」の撮影に、伊那市立伊那小学校が使用されました。
伊那小学校に通っている子どもたちや保護者、現役の教師たちがエキストラとして出演したみたいですね。
伊那小で、何か撮影してた~!!
有村架純と藤原竜也の映画だって聞いた!その場でじろじろ見る度胸はなかった! pic.twitter.com/EEuC6Hk3VL— アルカス@千鳥 (@emu_arukas) 2015年9月23日
冬の北海道を再現するために、わざわざ人工的に雪景色を再現したみたいです。
素直に北海道でやればいいのに……(´・ω・`)
その他には、伊那市営野球場付近と大萱市営住宅で撮影が行われています。
また、伊那市内だけではなく、長野県上伊那郡箕輪町にある上ノ平城跡と、長野県上伊那郡宮田村のJR宮田駅前通りでもロケが行われたとのことです。
おわりに
北海道が舞台の作品なのに、ロケ地が本州で完結しているのは本当に悲しいですね。
シルバーウィーク中の撮影ということで、仮に北海道でやったとしても雪を人工的に用意する必要があったでしょうから、あえて北海道まで来る理由もなかったのかもしれませんが……
やはり本州の人にとって、北海道は移動に時間がかかりすぎるのでしょうか?
北海道新幹線の開業で心理的な距離が縮まり、もっと北海道ロケが増えてくれるのを期待したいですね。
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