いまや北海道を代表する俳優となった大泉洋が、2016年1月10に力スタートする大河ドラマ「真田丸」に出演します。
大泉洋のファンとしては絶対に見逃せません!
そこで気になるのは、大泉洋の演じる真田信幸(信之)という人物ですね。
いったいどういう人物なのか、ドラマでの見所はどこなのか等について解説します。
「真田信幸」とはどういう人物?
そもそも今回の大河ドラマ「真田丸」は、堺雅人が演じる真田信繁を主人公とした作品です。この人は真田幸村という名前のほうが有名ですね。
そして大泉洋の演じる真田信幸は、主人公の1歳年上の兄にあたります。
どうやら4歳差という説もあるみたいですが、年齢が近いことに変わりはありません。
真田昌幸の長男として、次男である信繁とは接点が多くなるはずですから、ドラマでも出演するシーンは多そうです(まあ、幼少期の信繁は人質ばかりですが)。
性格は温厚で冷静沈着な人物だったそうですが、戦場では先陣を切るなど勇猛さも兼ね備えていたと伝えられています。理想的な武将ですよね。
ドラマでは堅い真面目な人物として描かれているそうなので、大泉洋のコミカルな演技とのギャップが気になりますねw
また、彼は人生も波瀾万丈ですね。
幼少期は武田家の人質として過ごし、元服時には武田信玄の「信」の字を賜って信幸と名乗るようになります。
織田信長によって武田家が滅ぼされた後は父親とともに織田信長に臣従するも、本能寺の変によって事情が一変。一時は北条氏に従うも、後に拠点だった沼田城を北条氏から奪還し、以後は敵対することになります。
また沼田領を巡って徳川軍と戦い勝利に貢献し、そのときの活躍から家康に才能を評価されて、和睦後には徳川家の重臣である本多忠勝の娘小松姫と結婚することになります。
あの徳川家康が信幸の器量を高く評価していたといいますから、彼がいかに優れた武将だったかわかりますね。
この時点でもかなり見せ場の多い人物ですが、なんといっても有名なのは関ヶ原の戦い以降ですよね。
父親や弟が西軍についたにもかかわらず信幸は家康の東軍に味方し、真田同士の対決になるなどドラマ的に見どころ満載です。
江戸時代になってからは信濃上田藩の初代藩主、さらには信濃松代藩の初代藩主として活躍することになります。
そして関ヶ原後に九度山へ流罪となった父や弟の助命を嘆願したり援助するなど、存在感は抜群です。
歴史好きの間では父や弟に劣らずとても評価が高い人物であり、間違いなく今回のドラマでも出番の多い主役級の人物だと思われます。
見所はどこ?
まず見所は、大泉洋がいかに真田信幸という真面目な有名人を演じられるかですね。
私は大泉洋が真面目な演技をしていてもつい笑ってしまうので、彼がどれだけ信幸役の真面目な人柄になりきれるか、その演技力こそがポイントだと思っています。
また、大泉洋本人が苦手だと公言しているアクションシーンが今回は多いそうなので、「殺陣」の出来栄えにも注目です。
ドラマ的には、関ヶ原の戦いで真田信繁が守っていた戸石城の攻略を命じられるあたりは視聴率が取れそうですよね。
信幸は大坂の陣に直接参加していませんが、危機的状況にある家族を憂う場面なんかも演技力が問われそうです。
近年の大河ドラマは女性ファンも重視しているようなので、戦場以外の兄弟間の交流にも注目が集まると思います。
おわりに
今回のキャスティングは、脚本の三谷幸喜が大泉洋に直接オファーしたという話です。
ということは、三谷幸喜は大泉洋が演じることを想定して脚本を書いているはずなので、その期待にどこまで応えられるのか、非常に楽しみですね。
放送が待ち遠しいです。