北海道千歳市で非常に気になる事件があったようですね。
やっていることはコンビニ強盗なのですが、このご時世にパンと飲料水だけを奪って逃げたということで、色々と犯行の背後が気になります。
この事件の詳細を調べてみました
事件の経緯
今回逮捕されたのは、住所不定の23歳、大堀裕也容疑者です。
容疑者には、2015年12月14日午前2時30分頃に、千歳市東郊にあるコンビニで、32歳のアルバイト店員を刃物で脅し、パンと飲料水を奪って逃げた強盗容疑がかけられているとのこと。
報道によれば、事件現場であるコンビニは「ローソン千歳東郊店」だそうです。
地図を見ると付近にはマンションや飲食店などもあり、郊外で夜に人気がないというわけでもなさそうですね。
なぜ容疑者はパンと飲料水だけを奪って逃げたのか?
最初にこのコンビニ強盗のニュースを聞いたときは、なぜこのご時世にパンと飲料水だけ奪っていったのかと疑問に思いました。
ひょっとして生活苦を動機とする犯行なのではないか、だから食料だけ奪ったのではないかと思ってしまったのですね。
しかし報道されている事件当時の状況をよく調べてみると、容疑者は当初店員に対して「金を出せ」と脅していたみたいなんです。
その上、店員が抵抗したためにやむを得ず逃走したみたいなんですね。
ということは、最初から食品を狙っていたわけじゃなく、単純に逃走時に手近にあったものを奪って逃げたのだと推測できます。
ローソン千歳東郊店の店内配置はわかりませんが、おそらくレジ付近にサンドイッチやジュースなどが置いてあるのでしょう。
犯人は強盗に失敗したので、とにかくなんでもいいから奪って逃げたかった、というのが真相だと私は考えます。
空腹に耐えかねて強盗した犯人じゃなくて、ある意味ホッとしましたw
容疑者の生活が気になる件
それにしても、23歳で住所不定というのは気になりますね。
いったい普段はどんな生活をしているのでしょうか?
こうした報道の仕方から考えて、おそらく仕事をしていない無職の人間なんだと思いますが、ではいったいどうやって生活費を得ていたんですかね?
まだ若いので親から金を貰っていたのかもしれませんが、それなら住所不定にはならないでしょうから可能性は低いと思います。
女性のヒモだったら、そもそも強盗に手を染めないでしょうし。
となると、アルバイトを転々としていて金がなくなったので強盗をしたとか、そのあたりの可能性が高そうですね。
あとは、サラ金に手を出して借金返済に追われていたとかそういう可能性も考えられます。
いずれにせよ、まともな生活をしていたとは思えませんね。
冬の北海道なのに住所不定という時点で生命の危機を感じますし、ひょっとしたらそうした不安感が容疑者を強盗に走らせた可能性もありそうです。
なぜ強盗致傷罪ではないのか?
抵抗して強盗を逃走させたこのコンビニ店員は勇気がありますね。
しかしこの店員は左手に軽傷を負ったみたいなんです。
したがって普通なら、強盗罪ではなく強盗致傷罪で逮捕されると思うのですが、道警はあくまでも強盗罪で逮捕しました。
その理由としては、「怪我の経緯が特定できなかった」とのことです。
経緯を特定できないということは、刃物による傷ではなく、打撲や捻挫のような怪我なのでしょうか。
しかしどの程度の怪我なのかはわかりませんが、被害者が反抗した際に怪我をしたとすれば監視カメラ等を見ればわかると思うのですが……。
容疑者を逮捕できたということは、監視カメラが作動していたのでしょうし。
可能性としては、監視カメラの死角で怪我をしたため、起訴出来るだけの証拠が見つからなかったのかもしれません。
それでも怪我をしていることがわかっているなら、強盗に抵抗した際の傷だと考えて捜査するのが普通だと思うんですけどね。
ちょっと気になる判断です。
【道内の事件】
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