2015年11月27日から28日にかけて、北海道では天気が大荒れになっています。
私が住んでいる道南、函館では風こそ強いものの積雪はないのですが、それ以外の地域では暴風雪でとんでもない積雪量になっているようですね。
この記事では、現段階で生じている暴風雪の影響や被害状況などをまとめてきます。
暴風雪の原因は?いつまで続くの?
この北海道を中心とした暴風雪の原因は、発達中の低気圧だそうです。爆弾低気圧というやつでしょうか。
日本海を東北東に進行している低気圧が徐々に勢力を増しながら北海道など北日本を通過するため、各地で大雪&強風となっているみたいですね。
もう少し気温が高ければ雨で済んだのですが、すでに北海道では例年より遅いものの気温が氷点下になる地域も出てきており、雨ではなく雪の季節です。
この冬の嵐は、低気圧が通過するまでは続きそうです。
各地の状況
帯広空港の状況
北海道東部では、27日12時近くになって再び降雪が強まっていると報じられています。
十勝地方の積雪量が大変なことになっており、60㎝を超えているそうです。
特にまずいのが帯広空港です。
帯広空港では、なんと積雪が65㎝に達しているとのことです。これは11月の積雪量としては観測史上最大とのこと。
こうなると空港の飛行機発着に影響が出そうですが、今のところは多少の遅れこそあるものの、欠航の情報は入っていません。
エア・ドゥの11月27日定刻14:30発の「帯広空港~東京行き」便が25分ほど遅れ、14:55出発予定に変更されている程度です。
午後になれば気温が上がり雨に変わるという予報もあるので、それほど飛行機に影響がないのかもしれませんね。
ただし、これだけの積雪が雨で溶けるとも思えないので、十勝地方の人たちは路面状況に注意する必要があると思います。
特に注意しなければならないのは、本州から旅行に来てレンタカーを運転する人たちですね。路面が尋常じゃなく滑るので、できれば運転しないほうがいいくらいです。
新千歳空港の状況
おそらく多くの人は札幌の状況が気になっていると思います。
しかし新千歳空港については、特に降雪があるわけでもなく、定刻通りの発着が行われているようです。
少なくともこの記事を執筆している14時時点では、欠航の情報は入っていません。
おわりに
函館では気温自体が高く、多少みぞれが降ったりしたくらいでした。むしろ昨日や一昨日の方が寒くて辛かったくらいですね。
それにしても、今年はエルニーニョ現象のせいで暖冬だと報じられていましたし、事実ニセコではスキー場に雪がなくて困っているという報道もあったくらいなのですが、数日前から急激に降りましたね。
11月の積雪量として観測史上最大になるなんて、本当に予想もしていませんでした。
こういう変則的な天候もエルニーニョ現象と何か関係があるのでしょうか?
ともかく、北海道在住者や休日の観光を予定している人は、こういう極端な天候変化と悪化する路面状況に気をつけて欲しいですね。