北海道新幹線開業まで2ヶ月を切り、JR北海道が次々にサービスの全貌を公開していますね。
昨日見た北海道ローカルのTVニュースでは、「グランクラス」という特等席のサービスが特集されていました。
その内容があまりにも豪華で、これまであまり新幹線のグリーン車等を利用したことがない私は度肝を抜かれましたね。
そこでこの記事では、今回明らかになった北海道新幹線「グランクラス」のサービス内容と、それに対する私の率直な感想を書いていきます。
「グランクラス」のサービス内容は?
「グランクラス」は新幹線1車両にたった18席しか用意されていない特等席です。
座席は余裕を持ってゆったり座れるように、シート間が1メートル30センチ離れています。
背が高い人でも足を伸ばせるくらいのスペースですね。
テレビの映像を見た感じでは、狭い座席間隔に起因する圧迫感がほとんどありませんでした。
これほどのスペースが有るなら長時間座っていても疲れないと思います。
いわゆるエコノミー症候群も起こりそうにないですね!
もちろん、サービスはこれだけではありません。
私が一番驚いたのは、常時2人のアテンダントがグランクラスに待機しており、シートにつけられたボタンを押せばすぐに来てくれることです。
このアテンダントはきちんと研修を受けており、英語もできるので外国人観光客にも対応できるとのこと。
もちろん、飲み物や軽食も無料で提供してくれますし、要求すればスリッパやブランケットを借りてゆったり寛げます。
高級ホテルとか飛行機のファーストクラスのサービスみたいですね!
(まあ、管理人はファーストクラスなんてドラマでしか見たことがないのですがw)
提供される軽食の詳細はわかりませんが、食事に関しては次のようなサービスも紹介されていました。
新函館北斗発のグランクラスでは、道産鶏肉の塩焼きや宮城県の笹かまぼこなど沿線の特産品が詰まった弁当が提供されます。
この手の駅弁は1000円以上するものばかりですし、それが無料で提供されるのは嬉しいですね。まあ、グランクラスの料金に含まれているだけですけどw
こうしたサービス内容を見た感じでは、アテンダントの存在が一番のポイントなのでしょうね。
何か不満があればすぐに対応してくれる人がいるというのは、かなりの安心感があります。
特に、外国人観光客にとっては、追加料金を払ってでも享受したいサービスだといえそうです。
そういう意味では、グランクラスは海外の比較的余裕のある観光客を主なターゲットにしているのかもしれません。
「グランクラス」の料金は?
まるで飛行機のファーストクラスのようなサービスである「グランクラス」ですが、料金も相応に高いです。
通常の新幹線料金にプラスして、利用料が1万6110円かかるそうです。
これは新函館北斗駅から東京駅までの利用料であり、通常の新幹線料金を合わせて「3万8280円」かかります。
飛行機のファーストクラスと比較すれば格段に安いかもしれませんが、概ね倍の料金を支払う必要があるわけですからね。
普通の日本人観光客が利用するには割高な気がします。
もっとも、飛行機とは違って4時間も乗車し続けるわけですから、こういう快適なサービスのニーズ自体は高いはずです。
おそらく、金銭に余裕がある独身者とか富裕層、あるいは外国人観光客が使う感じになるのではないでしょうか。
率直な感想
私は多分、「グランクラス」を使うことはなさそうですね。
サービス内容自体はそこそこ魅力的だと思いますけど、果たして追加料金を支払ってまで享受したいものかと聞かれれば、微妙です。
疲労軽減という意味では普通に飛行機を利用した方が楽でしょうし、飛行機と北海道新幹線は価格が大差ないんですよね。
追加料金分で宿泊先のホテルのランクを1つ上げた方が満足できそうな気がして……。
私が貧乏症なだけかもしれませんがw
ただし、北海道新幹線が大幅な早期予約割引するなら、話の種に一度くらいは利用してみてもいいと思います。
日常的に利用するようなサービスだとは思いませんね。
まあ、これはあくまでも管理人の感想なので、他の人の意見は違うのかも?
北海道新幹線開業直後には、旅番組などでこの「グランクラス」を取り上げることが多くなると思うので、その様子を見れば私の意見も変わるかもしれませんけどね。
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