今や北海道どころか日本を代表する冬のイベントとなっている札幌雪まつり。日本だけではなく世界中から観光客が集まってきます。
管理人がまだ小さかった頃は、北海道内からの集客がほとんどで、外国人観光客なんてあまり見かけなかった記憶があるんですけどね。今では約250万人が来場する一大イベントです。時代は変わったものだなとつくづく思います。
もちろんこれほどの規模のイベントになったのは、単に日本が観光立国を目指すようになっただけではありません。札幌雪まつりというイベントそのものが、年々クオリティーを向上させ続けているからです。内容が時代とともに進化し続けている感じですね。昔はプロジェクションマッピングなんてありませんでしたし。
この記事では、そんな進化し続けるイベント「札幌雪まつり」について取り上げていきます。日程や会場などの基本的な情報から、その年ごとのイベントやゲスト情報。会場やその周辺で味わえるグルメ情報、メインの大雪像やプロジェクションマッピングといったおすすめポイントを紹介します。
目次
札幌雪まつりの日程と会場 in 2019
意外と知られていませんが、札幌雪まつりは3つの会場で開催されます。つどーむ会場だけは4日だけ早くからスタートするので注意が必要です。
大通会場の日程と営業時間
日時:2019年2月4日(月)から2月11日(月)まで。
開催時間:ライトアップのみ22:00まで。雪像などはいつでも見られます。
場所:大通公園1~12丁目
すすきの会場の日程と営業時間
日時:2019年2月4日(月)から2月11日(月)まで。
開催時間:ライトアップのみ23:00まで。ただし、最終日22:00まで。
場所:南4条通~南7条通までの西4丁目線市道
つどーむ会場の日程と営業時間
日時:2019年1月31日(木)から2月11日(月)まで。
開催時間:9:00~17:00
場所:札幌市スポーツ交流施設コミュニティドーム
参考URL:http://www.snowfes.com/
札幌雪まつり2019のおすすめイベントは?
毎年趣向を凝らしたイベントが企画実施されますが、やはりここ最近の注目イベントといえばプロジェクションマッピングではないかと思います。
プロジェクションマッピング
札幌雪まつりのプロジェクションマッピングは、2013年度からスタートした新たな試みです。しかし最新技術を駆使した華麗かつ幻想的な光景が話題となって、今ではメインイベントの一つといっても過言ではありません。実際に北海道ローカルのテレビ番組では、プロジェクションマッピングの映像が放送されたりもしています。管理人もお茶の間で楽しんで見ています(笑)
2019年度のプロジェクションマッピングの内容については、まだ詳細が発表されていません。
参考までに、2018年には「ファイナルファンタジーXIV」のプロジェクションマッピングが公開されました。すごいクオリティーでしたね。こちらの動画からもその様子がうかがえるかと思います。
ゲストアーティスト
札幌雪まつりには毎年様々なゲストが登場します。特に、その年に話題になった北海道ゆかりの芸人さんなどは、よく出演している印象がありますね。
過去にはとにかく明るい安村も、極寒の中あの薄着で持ちネタを披露していました(笑)
2019年度はまだ発表されていませんが、出演者が決まり次第追記していきたいと思います。
11th K-POP FESTIVAL2019
札幌雪まつりでは、2009年から毎年K-POPアイドルがライブフェスを行っています。もはやゲストアーティストという枠を超えた規模のイベントと言っても良いでしょう。
今年は以下のアーティストの出演が決まっているとのことです(変更の可能性はあるようですが)。
- NCT DREAM
- (G)I-DLE
- MXM
- KANTO
もっとも、さっぽろ雪まつり公式協賛行事ではあるものの、あくまでも「札幌文化芸術劇場hitaru」という別会場で行われる音楽フェスであり、チケットは別売りなことに注意が必要です。チケットぴあ等で事前に購入する必要があります。
チケットは全席指定で9800円とのこと。発売開始は1月26日からのようなので、気になる方はチェックしてみてください。
雪像
札幌雪まつりの最大の見どころと言えば、やはり氷雪像です。いくら他にも見どころが増えたと言っても、祭りの主役を外すわけにはいきません。
中でも必見なのが、自衛隊と市民有志の雪像制作団体によって作成される大雪像です。その規模は高さ15メートルほどになります。使用される雪の量は、5トントラック約500台分です。
これが大雪像1基あたりに必要な量であり、雪まつり全体としては5基の大雪像が作られます。本当に莫大な量の雪を使用した大掛かりな作業であることがわかるはずです。
しかも雪像作りは単純に作業としても大変ですが、デザインの質の高さも驚くべきものがあります。デザインについては、資料収集や現地視察を行って精巧な模型を作ってから公開されます。実作業だけではなく、裏方の作業にも膨大な労力がかかっているのですね。
作成される雪像の数は、年度によって変動があります。参考までに、2018年度で203基でした。今年も200基は越えてくるものと思われます。おそらく12月後半には詳細な雪像計画が発表されるはずです。
札幌雪まつり終了後も雪像は残っているの?
雪像は閉幕の翌日から撤去作業が行われます。ショベルカーなどを利用して速やかに解体工事が行われるのです。そのため、終了後に見に行っても何も残っていない可能性が高いでしょう。
その代わり、撤去作業そのものがイベント化しています。私も一度だけ雪像解体現場を見学したことがあるのですが、大規模な雪像が解体される様子は中々の見ものでした。諸行無常の趣すら感じられました。この無常感がたまらない、というわけでもないのでしょうが、毎年雪像解体のための見学ツアーも実施されるほど人気です。
札幌雪まつりのおすすめグルメ
例年、大通会場6丁目には「北海道食の広場」と題して道内の様々なグルメが堪能できる出店が集まります。北海道物産展の屋台食版と言ってもいいかもしれません。2月の北海道という寒い中のイベントだけに、暖かい食べ物は普段よりずっとおいしく感じられます。
おすすめはラーメンやジンギスカンですね。この辺は外れがありません。
もっと通好みのものがいいのであれば、牡蠣やうに、ズワイガニといった食材を使用した屋台料理が出ていることもあります。
およそ北海道らしい料理は一通りそろっているので、冷えた身体を暖めるためにもいろいろと食べ歩いてみてはいかがでしょうか。
また、年によっては海外料理の屋台の出店も増えてきました。札幌自体が国際交流を推進していることもあり、年々この手の出店は増加していくのではないかと予想できます。
北海道までロシア料理を味わいに来る、なんて楽しみができるようになるかもしれませんね。
札幌雪まつりの所要時間と混雑していない時間帯は?
所要時間
どこまで雪まつりを楽しみつくすかによって所要時間は変わってきます。各会場の距離も少し離れていますからね。
とはいえ、混雑していない時間帯にメインの大通会場全体を通して見るだけでも1時間30分ほどかかるかと思います。もっとゆっくり見たり、食事を楽しみたい場合は2~3時間ほどは見越しておくべきです。
混雑する時間帯
夕方以降はライトアップもあるので人混みが一気に増えます。逆に、平日昼間が比較的空いています。休日であっても午前中早くは比較的余裕がありますね。寒い中で歩きたくない社会人がおおいからでしょうか。
とはいえ、氷雪像を照らす夜間のライトアップも雪まつりの醍醐味です。同時期には札幌市内をライトアップするイベントも開催されているので、この時期の札幌の夜はイルミネーションが煌めく最高の雰囲気になります。軽く雪が降っていたらより一層幻想的になりですね。もっとも、吹雪にならなければの話ですが(笑)
そういう札幌の姿を堪能するためにも、雪まつりファンなら混雑覚悟で日没後一択です。