
ここ数日の激しい暑さがいくぶん和らいだ今日、旭川市内にある病院で驚くべき事件が起こりました。
本日8月4日午前11時頃に、90歳の男性患者が息子に刃物のようなもので刺されたというのですね。
いったいなぜ、容疑者は自分の父親を刃物で刺したのでしょうか?
また、なぜわざわざ病院で犯行を行ったのでしょうか?
この記事ではこうした疑問について推測してみます。
事件の概要は?
この事件は、北海道旭川市8条通6丁目左10号にある総合病院「森山病院」で起こりました。
ここは常磐公園のすぐそばにあり、旭川市中央図書館にも近い場所です。
旭川市の中心街に近いと思います。
この病院の2階にある「処置室」にて、旭川市東7の3に住む90歳男性、太田寅之助さんが息子である太田昌宏容疑者に首周りを刃物のようなもので複数回刺されました。
容疑者は父親である被害者の付き添いで来院し、事件当時は検査も終了して現場で待機してるときだったそうです。
しかも当時同じ部屋には看護師もいたにもかかわらず、犯行に及んだとのこと。
容疑者は通報で駆けつけた警察官に引き渡されるまで、病院職員によって現場に留められていたそうです。
報道でははっきりしませんが、状況から考えて事件後も容疑者は抵抗したり逃走したりしなかったみたいですね。
なお、容疑者は職業不詳の59歳であり、被害者とは住所が同じことからして同居していたと思われます。
容疑者の動機は?
事件の概要から読み取れることは、容疑者が父親に対して強い殺意を抱いて犯行に及んでいることですね。
首周りを複数回も刃物で刺すなんて、強い殺意がなければまずできません。
それにこの病院の「処置室」というのは血圧検査や駐車などを行う場所だそうですから、目につく場所に刃物はなかったと思います。
すると凶器の刃物は、事前に準備して病院に持ち込んだと考えるほかありません。
わざわざ準備して犯行に及んだのであれば、これは衝動的な犯行ではなく事前に殺害の計画を練った上でのことだと思われます。
つまり、容疑者の犯行動機は今回の検査結果と直接の関係はない可能性が高そうです。
また、看護師が同室にいるにもかかわらず犯行に及んだことや、特に抵抗した様子も報じられなかったことから、容疑者には逮捕を免れようという気持ちがなかったように思われます。
自暴自棄というか、あまり自己保身の意識が見られません。
とすると、容疑者の動機は「犯行によって利益を得たい」というものではなく、「現状から逃れたい」というものだったのかもしれません。
被害者が90歳ということですし、本人も職業不詳の59歳ということですから、一番ありそうなのは介護疲れではないでしょうか。
父親の世話に疲れて自暴自棄となり、犯行に及んだというのが一番ありそうです。
わざわざ病院の看護師の前で犯行に及んだのも、高齢者の親を介護しなければならないことに対する抗議のような意味合いがあったのかもしれませんね。
おわりに
まあ、ここまでで述べてきたことは、事件報道からの私の推測にすぎません。
より詳細な情報は今後の捜査で明らかになると思います。
それにしても、病院でこういう事件が起こると、現場にいた看護師さんを始め来院中or入院中だった患者さんたちのメンタル面が心配です。
医療の現場ですし、今回の事件の心理的ストレスによって体調を崩す人が出なければいいのですが……。